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うらめしや考

2015.09.07 2015

 領地の外れの森 
 あなたと狩猟小屋へ
 漆喰の長い部屋 
 鷲の剥製が迎える
 ヴァニタスの絵を飾り
 その横には牡鹿の首
 去年の秋のわたしの獲物
  〜「狩猟令嬢ジビエ日誌」

まだまだ蒸し暑くてジビエな秋を想像しにくいのですが、
美味礼讃シリーズジビエ編の、これは始まり部分。
これだけで、まず広大さと贅沢さを感じられるかと。令嬢の腕前も。
このあと、猟銃を手にするわけですが、
つづきは明後日発売のCDでお聴きあそばせ。
私、もうほんとうにこの曲大好き。


さてどうにか時間を見つけてどうにか行けた「うらめしや~、冥途のみやげ」展。
幽霊画がこれでもかと並ぶ並ぶで、とても怖美しいひとときでした。
蚊帳が怖いなー蚊帳が。柳より、蚊帳のが怖い。
幽霊とは恨みの美学なり。
私にもそんな歌詞の曲がいくつかあるので、
ぜひ来年の夏はうらめしや〜ベスト盤を出したいものです(笑)。
新曲、いくらでも書けますわよ。ただ殿が嫌がりそう……。
「魂世」のお唄も作りたいしねー。
それに私の中では「異界境通信」のプロットがいくつも出来てる。
「魂世」どころではないくらい怖い(笑)。呪われるかもしれんくらい怖い。


写真はうらめしや展で見つけた美しい蜘蛛の扇子、と
かわいい妖怪扇子。
京都の「幽霊子育飴」も買えて嬉しい。喉が痛いときに良いのです。

蜘蛛の巣柄、ではなく蜘蛛柄の着物や帯が欲しいなぁ。
できれば刺繍の。