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宮嶋 茂樹 写真展:The Assignment 委任された仕事
今日は練習の前に時間が空いたので銀座に寄ったところ
なにげなく通った通りで、「不肖・宮嶋 写真展」をやっていて
週刊文春でよく見ていた報道カメラマンだ、と思い入ったところ
胸を突くような写真がいくつもあって、そのあとスタジオ入っても
しばらく歌うことができませんでした。
今回のアルバムの「見ぬ友へ」の見ぬ友である少年少女が
氏の写真の中にいるのですもの。
実は今朝、数日前に訃報が届いたカメラマン野村浩司さんのことを
「贋作師」のポスターを見ながら思い出していて
(マルガリータの写真は一生の宝ものです)
それから大好きなオノディや、
エロヘレや「薔薇架刑」を撮ってもらったアミタマリさんのことを思い、
カメラマンという職種について考えを巡らせていたので
なんだか不思議な感じがしました。
帰りにもう一度寄って、写真集と、氏曰くカレンダーという名の報道写真集を購入したところ
丁寧にサインを入れてくださいました。
災害地や、異国の戦地で、時に命を張って撮影をするカメラマンの、
その写真を通して、日本に棲む私たちは、
手が届かないけれど確実に現実にある世界の出来事を垣間見て知って、
そこから新しい何を感じ、考えることができるのですね。
リアルな光景や、写し出された人たちの姿や眼差し。
もちろん、美しい写真や絵画作品だってそうなのだけれど。
一枚の写真というものの強さと凄さを、改めて感じ入った次第です。
25日までの銀座のあとは地方でも開催。
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/miyajima-assignment/index.html