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「没後100年 宮川香山」

2016.04.06 2016

桜散る頃、サントリー美術館の「宮川香山展」へ。
これぞ日本の超絶技巧!
どれほどの高い技術と鍛錬を要するものでありましょう。
花瓶や香炉や皿に乱舞する小禽たち、とりどりの花枝葉、
ときにはユーモラスな蛙や鬼なども。
もちろん人気を博す猫ちゃんや蟹on蟹!

眞葛焼を見ていつも思い出すのは子供の頃持っていた小さな壺。
まるで本物の沢蟹が一匹、岩間から這い出るように浮き上がっているのが
好きで好きで特別なものとして大事にしていたのですが
ある時落として,粉々に割ってしまい。。
庭の土の中に埋めたのでした。
もちろん大した陶器ではなかったはずですが、
あの立体蟹を見たり触れていたときの楽しさは記憶に残り
だから本物の眞葛焼きも、
指先で愛でて抱きしめたい衝動に駆られてしまいます。

そして私が桜だったらあんな花瓶に生けられたい。

香山が後期に作った、秞下彩の優美な花瓶も美しいけれど。

「没後100年 宮川香山」サントリー美術館 ~4月17日(日)

さて、美術館のあとは打ち合わせand久しぶりの会食。
アリプロファンにはお馴染み、桃屋大友ともっちとツーショット!
向かいにはイケメン二人。
このメンバーだと止め処なく呑む!