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或る修道士の……
このかわいこちゃんたちを東京中央郵便局に設置のガチャポスでゲットしたあと、
丸の内KITTE内アトリウムの白いクリスマスツリーの前のステージから、
バイオリンの音色と細いソプラノが聞こえてきて、
でもそこには男性しかいなくて、
だから最初、なんとなく機械のような不思議な歌声は、
シンセか何かで出しているのかと思ったのだけど、
中央に男性がずいぶんマイクから離れて立っていて、
でもよく見ていたら歌っていて、ようやく、
ああソプラノはこの方が歌っているのだと。。
機械のような、というのは悪い意味ではなくて、
人間ぽくない天使か何かの精が歌っているかのような声という意味よ。
とても素敵だったわ! 繊細で、女性のオペラ歌手のような
堂々たるこれみよがし感(すみません)もないし、
控えめながらもきらりと響く声は、
まるでカゲロウの翅のような、
あるいは三日月の光のような、
氷の上に着地する雪のような。
ようやく私は「或る修道士の告解」の
修道士の気持ちを味わえた気がしました。
美しいからこそ、魔にもなる歌声。
調べたらソプラニストの木村優一さんという方でした。
もちろんカストラートとは呼ばず、
でもカウンターテナーではなく、ソプラニストと言うのね。
あら、熊本のご出身!
歌声に聞き惚れて、白いツリーは見上げることさえしなかったので
写真は丸ビルのきらきらツリー。