BLOG

永遠を守る軍隊

2016.01.11 2016

私はよく「永遠」という言葉を歌詞に使うけれど
いつも、こんなに簡単に使っていいのだろうか、と思ってしまう。
だからよくよく考える。他に代用できる言葉はないだろうかと。
永遠・とわ・永久・悠久・無限・果てなき
あるいはその反語

でもどうしても、そこに時間と空間と場所の果てのない先を見たくて
使ってしまう。
絶対この言葉しか使えないというところまで行き着いてから。

だから「永遠」を自分のものにしようとした皇帝なんて
とてつもない畏怖を覚えてしまう!

さて兵馬俑ですが、あれは、
中国西安の秦始皇帝兵馬俑博物館の巨大ドームの中で
ずらーっと並んだものこそを見なければ、
そこにいつか行くかどうかわからないけれど、
でも個体を見たってしょうがないじゃないの、と思っていたのだけど

青銅の四頭馬車もあるというので、行ってしまいました、
「始皇帝と大兵馬俑」。
御者車も馬車も心引かれるんだもの。
2分の1の大きさだけど。そして複製だったけど。

兵馬俑の置き方も工夫してあって皇帝の「永遠」に
少し触れられた気がしましたけれど、西安、行ってみたいなああ。

青銅馬車のミニチュア、買おうか否かすごく迷った(笑)。

東京国立博物館の平成館も、申年にちなんだお猿さんの画特集や(31日まで)、
長谷川等伯の「松林図屛風」も特別展示されていて
迷子になりそうになりながらゆっくり回ったりして
「博物館に初もうで」の一日でした。

「始皇帝と大兵馬俑」
東京国立博物館 ~2月21日

そうそう、去年ここに載せてなかったけど
「肉筆浮世絵展」(上野の森美術館 ~1月17)も、
とてもとてもよかった!「地獄太夫」!