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バター偏愛のためのアイスクリーム

2021.02.25 2021

私は生まれたときからバター好き。
未熟児ぎりぎりで生まれたものの元気よすぎて未熟児BOXには入らず
でも細くて小ちゃいから栄養を付けねばと思った若きママが
離乳食にバターを与えたところご機嫌で舐めたのが運命の始まり。
やわらかな赤ちゃん舌はこってり濃厚な味覚の虜となって今に至る。
バターの食べ過ぎてお腹をこわして、お医者さんに行ったときのことを
いまも憶えていたりもする。
覗き込むおじいさん先生の風貌まで。
エントランスの階段の下にギリシャ風の池のある病院。もちろん熊本の(笑)。
赤ちゃんのときと、もうすこく大きくなってからも行った。
その時はバタまんまの食べ過ぎ。
今もそうだけど米にはまったく興味が無く、
バターを乗せないと食べないという……。
別に好き嫌いが激しかったわけではない。
今よりよほどお魚も食べました。お目々が好物。
鯛の骨が喉に刺さっても病院に行った。
九州の食材はなんでんかんでんうまかとたい。
昔も今も!!ほんとに!!
 
当時はバターといえばたぶん雪印バターしかなかったと思われる。
そして小学校の給食はバターではなくマーガリンで、
こんな紛い物なんか死んでも食べるものかと思っていた。
四角く折りたたまれた銀紙を開くとだらしなくへにょっと崩れる醜きモノ。
さらに食パンはヘンなにおいがして、ひとくちも食べたくない。
(実際食べなかったし、よく机の中やランドセルに隠して黴を生やさせまくっていた。
 →この時の経験がのちに「流行世界」に昇華・笑)
私は四度も転校したのだけれど、どこの小学校の給食もそうだった。
初めて“憎しみ”を覚えた相手はマーガリン!
(万が一、マーガリン作っている人が見てたらごめんなさい)
 
私が子どもの頃からフランスに憧れたのは
かつてパリ留学していた若きパパに感化されたというよりも
ともかくバターが世界一美味しい国だと信じていたから。
美味しいバターとフランスパンがあれば人生は満ち足りる!
のだと思っていた。
まあ別にいまもそう思います。
でも一度だけ行ったミュンヘンで、
ああもうホワイトビールとソーセージがあればそれでよくない?!
に更新されてしまった気がしないでもない。
真の美食家ではないのだ私は。
でも美味しい歌はうたいつづけます。
 
フランス料理もさぁ、実をいうと
ぬーべる・きゅいずぃーぬ、なんかより、バター命クリーム満載の
昔ながらのこってり料理の方が断然好きなのです・・。
 
で本題のこの「かじるバターアイス」
私と食べ物の好みが合いまくる同志T嬢はバターをおやつに食うほどの
さらなるバター好き。
このアイスクリームを発見して教えてくれたわけです。
真夜中に聞いたので、バターアイスクリームのことで頭がいっぱいになって
なかなか眠れんかった!
 
つづく。