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2014.02.11ラファエル前派兄弟団

「ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵巻の夢」
  森アーツセンターギャラリー


再びミレーの「オフィーリア」が観られるなんて感激。
最初に観たのはずいぶん昔、まだ新宿伊勢丹に美術館があった頃の
「西洋絵画のなかのシェイクスピア展」ででした。
「幽閉された王子」の絵もあったし、ウォーターハウスもあったし、
ともかく特に印象に残る愉しい素敵な展覧会だったのです。
その後、Bunkamuraにもオフィーリアも(王子も)来たから、今回で三回目ね。
そしてこれも昔から心惹かれて止まないロセッティもたくさん。
今回ロセッティの絵を改めて観て、そしてラファエル前派とは何かを知って、
なぜ自分がこんなのもこの画家の絵が好きなのか、よくわかったような気がします。
内容は秘密だけど。

絵を観るって、うわぁこれ素敵ぃ好きだなぁと素直にまっすぐ感じるものと
画家の視点から観て感じ取れるものと二通りあります。
好きな画家だと、その人の生きた時代とかどんな人でどんな生活で
どんな人生だったのかって少しは自然と勉強するでしょ。
そしてその背景がわかってくると、
どんな気持ちで描く対象を見つめていたのかというのが、
時々私にもわかるときがあるの。たまにだけどね。
喜びだったり哀しみだったり苦しさだったり様々だけど
でもどんな画家も同じで、そこに見ているものは「美」なの。
美を見つめる目、描こうと捉えようとする心、
それって物凄く真摯で真剣で鋭くて、物凄く切ない。

絵は美しくなければならない、というのが私の中の絶対。
別に絢爛な綺麗なものを描けば美しいというわけではなく、
その絵に込められた画家の魂みたいなものが
美となり輝くというか……。

でももちろん、絵なんて好きに見ればよいのです。
オフィーリアなんて、ただ目に入るだけで美しいもの!
ロセッティもこんなに一度に観られる機会はなかなかないし、
他にも優れた英国絵画がたくさん。とても贅沢な時間を過ごせます。
この展覧会、4月6日まで毎日やっているので、ぜひ。

さて、ラフェエル前派展の次は唯美主義展。
つづく。

あ、そうそう、このラフェエル前派兄弟団三人はいずれも劣らぬ美青年揃い!
取り巻くのは個性的な美女軍団のモデルたち。
その不思議で真面目な愛憎劇もまた素敵なのです。

ラファエル前派とは。
1848年英国の若き画家、ダンテ・ゲブリエル・ロセッティ、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ウイリアム・ホルマン・ハントの三人が、イタリア・ルネッサンス芸術の頂点であるラファエロを模範とする、当時の保守的なアカデミズムに反旗を翻し、それ以前の初期ルネッサンスに立ち戻ろうと結成された。自然を忠実に細密に描き、鮮やかな色彩を豊かに使い、改革的な表現様式を試みた。彼らの主義は、師や世間一般の求める慣習を受け入れず、芸術的な(あるいは社会的、政治的な)根源にさかのぼろうとし、根本的な変化を求めることにあった。


 

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