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憧れのアンティークレース

2021.01.28 2021

この世に美しい芸術はたくさんあれど、
私が「令嬢薔薇図鑑」の歌詞のように
“世界は美しい”と最もうっとりと思うのは
こんな、アンティークのレースを前にしたときなのです。
手に取ればなおのことですが、
豪華なレースはとても繊細で、高価で、
めったに触れる機会もなかなかありません。
アンティーク屋さんでも溜息ついて見惚れるだけ。
 
でもたまぁに手に入れてプチ蒐集してはいます。
今回「薔薇獄乙女」の時に、手に持ったりマイクスタンドに掛けたりした
黒いレースは、1900年代のフランスレースのショール。
 
昨年11月に出版された市川圭子さんの
「アンティークレース 16世紀から20世紀の美しく繊細な手仕事」によると
(この本、知ってから数秒後にAmazon買いしたわ!)
これは、シャンティイレースでしょうかしら。。
でもご本に載っているのものほど繊細ではないなあ・・。
でも裂けないように丁寧に扱わなくてはよ。
ああ黒い絹のリボンもうっとり。
 
「薔薇獄乙女」のようなちょっと暗めな曲のために
白いドレスの衣装に、黒を入れたくて、使いました。
「禁じられた遊び」からはさらに黒いチョーカー&黒手袋、
ドラァグには兎耳シルクハットを。
デビュタントから踊り子風に。
(白いチョーカーがなかなか外れないし、手袋片方落としちゃったけど!)
というわけで明日までのヒッパレLIVE配信アーカイブ、
麗しの黒レースにもご注目!

 
この本を見ていると
やはりポワン・ド・レースがいちばん素敵だなぁと思って
ますますアンティークレースの憧れが募ります。
あ、ノルマンディ・レースのものも好きで、
ベッドカバーの大きいのを持ってるのよ!
 
しろみちゃんの、お針子が穴あきを直した小さなファンは
何レース?
くろみちゃんの、いまは毀れてしまったままの黒いファンは
これもシャンティイレース?
 
 アンティークレース講座とかあったら絶対行きたい・・。
例えばそのレースを使っていた女性像、ならいくらでも想像&空想できるけど
これを作った女性達のことも知りたいし、どの時代どの国でなどを
知ることができたらもっともっと素敵だもの。
 
「アンティークレース 16世紀から20世紀の美しく繊細な手仕事」
著:市川圭子/河出書房新社