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形而上的絵画

2014.12.24 2014

明後日までだったデ・キリコ展、行けてよかった、面白かった!
デ・キリコというと、子供の頃、小さな弟がいたくお気に入りだった
卵みたいな頭のマネキンの絵を思い浮かべるし、
廃墟でできた怪物の頭の絵「神秘的な動物」を思い出して、
慧君を思い出すし。(これでピンとくる人いたら嬉しい笑)

詩人のアンドレ・ブルトンや、ダリに多大な影響を与えたけれど、
デ・キリコはシュルレアリズムではなく形而上絵画派でありまする。
「五感で捉えられる現実を超えた、物事の本質を表現している」。
よくキリコの絵は既視感、幻惑や不安を感じさせるという説明があるけれど、
わけのわからないシュールな不思議さに入り込むよりも、
そこはかとなく感じる不安定さに包まれるほうが困惑する。
ダリの絵みたいな夢見たら楽しいけど、
キリコ的な夢は寝汗かきそう。
(でも私はポール・デルヴォーがもっと不安な気持ちになる…)

ALI PROJECTもネオ・メタフィジカル・ミュージック、
目指したいであります。

さて「Violetta Operetta」の曲目発表されました。
カバー曲は知っているものが多いかも?
リリースまで一月。ここでもプチ解説して参ります。


写真、蝶々のピアスしてるの図。
そうそう、イヤリングのご注文もできるようになりました。