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耽溺Bibliothèque
優れた小説を読んでいると、映画を観るよりもずっと
深いところまで入り込めてしまうから、
本閉じても現実になかなか戻ってこられない感じ。
ちょっと怖い気もするけれど、やはり読書ほど愉しいことはないなあと思う、
それ以外何もしなくてもいい高等遊民的暇人生活の今日この頃。
昔読んだ小説も、再読するともっと凄くなって迫ってくる。
かつて好きだった本は、どれも今の私には禁書の魅惑。
私の曲達も、いま聴いてくれている若い人たちが、
何年もずっとあとにふと聴いて
迫り来る凄みや輝きを、感じてくれるとしたら
それ以上の悦びはないなぁ。なんて。
と思って「禁書」を聴いてみた。
数年経って禁書の意味の奥深さを、さらに知る感じ。
この曲、ほんと好き。
さて今日は寒い雨の日だけど、久しぶりに出掛けてピアノを聴きに行く。
写真の本は、最近買ったり戴いたりしたもの。
Kindle本もたくさん。でも装丁の美しい本はいいな。