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死せる百合の香に誘われて

2020.02.27 2020

2014年『流行世界』の「PANDEMIC」の歌詞が
リアルに感じられるような今日この頃だわね。
“流行世界感染TOUR”以来歌ってない気がするけど、
かっこいい曲だから密かに好きなんである。
今年だったらアウトなツアータイトルだわね。
 
自分の書いたものが、
数年経ってから真実味を帯びることがよくある。
どんな夢物語や架空を描いていても私の紡ぐ幻想は、
地に足が付いているからこそ、
時として現実よりもなおリアルに姿を現すこともあり、
より儚く美しく、手の届かないことのように思えることもある。
何故私はここでこの言葉や表現を使ったのだろうと
なんとなく疑問に思っている箇所などは、
ああこれはこういうことだったんだ、
とずいぶんあとになって真の意味に気づき、
腑に落ちることも多々ある。
 
歌詞も、詩も短歌も、紡がれる言葉は、
その時その時の、
触れる人の心の具合によって景色も意味も変化(へんげ)するもの。
 
けして砂上に城を建ててはならないのよ。言葉の城を。
安普請のファンタジーなんてだいきらいなの!と言って
「異種革命」を歌うのはそういうこと。
 
そんな私の歌う言の葉を、
ちゃんとわかって受け取ってくださるあなたが好きだわよ。
 
……って、別にこんなこと書こうと思ったわけじゃなく
 久しぶりにPANDEMICや茸狂乱や魅惑劇を聴いてただけなんだけど。

未知のウイルスは怖いので、
自分と大切な人、そして知らない誰かを
守れることはしないとだわね。