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子どもだった頃の。

2021.07.08 2021

目覚めた時に、雨音が聞こえたり
カーテンの隙間から漏れる光が暗かったりすると
幼稚園や小学生の頃の、遠足の朝を思い出す。
 
あした天気になーれと、てるてるぼうずを作って軒下に下げ、
たまにしか出番のないお気に入りのリュックサックを準備して
祈りながら眠りについたのに、外は雨模様、の失望感。
あの恨めしい肌寒い、雨の匂い。
今にも降り出しそうな薄暗い曇り空の朝は、
連絡網の電話が鳴るのをハラハラしながら母のそばで待っている。
 
それでもどうにか決行された、幼稚園(熊本)の落ち葉拾い遠足の時の
湿った土を踏み、泥に濡れた朽ちた葉を拾いながらかいだ秋の匂い。
 
いまも雨上がりを散歩すると一瞬あの日に帰ったような気がする。
季節の匂い、自然の香りは、子供の頃に知り、刻まれてゆく。
 
そして、さほど体育に興味のなかった私でも、運動会の前夜は、
洗い立ての体育着を用意して、
やはりてるてる坊主を作るくらいにとても楽しみだった。
だって団体競技(お遊戯?)はみんなでたくさん練習したし、
かけっこ速いからリレー選手にも選ばれているし、
パパママ弟も、お弁当を持って見に来るし。
子供だもの、そういうの、とても胸弾む嬉しいもの。
 
かけっこといえば、幼稚園の運動会で、
一等賞は赤いリボン、二等はピンクのリボン、三等は水色か黄色のリボンを
胸に付けてもらえるのだけど、
私はどうしてもピンクのリボンが欲しくて、
わざと二等になった記憶が……。。
うぅ姑息なガキすぎる……けど、微笑ましい思い出笑。
 
大人になってもスポーツなんか興味ない私でさえ、
年に一度だった運動会の思い出は一生もの。
団体行動なんて絶対ごめん、な現在の私でさえ
クラスメートと行った遠足や修学旅行の思い出は
バスや列車の中、お泊まりの様子まで
深く刻まれて残っている。
 
それ故、子供には縁の無い生活の私でさえ、
去年も今年も、学校の運動会も遠足も
(移動教室もプールも!)
すべて中止になってしまった地域の子供たちが
可哀想に思えて仕方ない。
楽しみにしていたのに寸前で中止にされたらなおのこと。
子供時代の一年一年、様々な学校行事の経験は
身になり心の糧となるものなのに。
親御さんたちもさぞ胸を痛めておいででしょう。
 
 
それなのに。

子供たちが我慢を強いられている中、
しかも夏休みもないに等しいのに
何様な特別??な大人だけで大大大運動会をやるなんて
この国はほんとうに
どうかしていると思う。
 💢



(ついでに言うと何故酒ばかりが標的にされるのか意味不明
 つーかいろいろどーかしている。)
以下略罵詈雑言。