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我、薔薇に……
はっきり言わせていただくけど、
薔薇の歌詞を書かせたら右に出る者のいない私。
密かに日本一(漢字だから世界一?)の“薔薇 ”使いと自負しておりますのよ。
これまで様々な薔薇の歌詞を書いてきました。
あまりに“ 薔薇”を使いすぎて、2013年アルバム「令嬢薔薇図鑑」では
一度封印すると宣言したこともありました。
でも最近はまた時々使っています。
直近はデーモン閣下との「薔薇異形」かしら。こちらは“ そうび”読み。
で、先にお知らせいたしましたが、
来年リリースの古川慎さんの歌う、「薔薇王の葬列」の主題歌の歌詞を
わたくしが担当いたしました。
超絶魅惑的な原作コミックであることに加え、
古川慎さんの歌唱力と声の魅力に一も二も無くお引き受けした次第。
しかも、彼は私と同郷の熊本人!
さらに、なんとお誕生日が一日違い!
これは運命でなくて何なのでせう、「薔薇」でつながるくまもん同士(笑)。
放映は1月、リリースは2月16日
「我、薔薇に淫す」古川慎
https://aliproject.jp/content1?no=6ufTCnvWssVu3U3r3SSb38S
すぅごくかっこいい楽曲なので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!
近くなったらまた宣伝しちゃう。
薔薇で思い出したので「令嬢薔薇図鑑」の序文を再掲。
この文章もわれながら美しいのぉ。
そして私の“ 薔薇園”は「流薔園」の系譜である、
ということを付け加えておきます。
わかる人だけわかればよろしい。
あ、ポーの村にも通じてますけどね。
「世界で最も美しい薔薇園に咲く、ALI PROJECT GOTHIC ROMAN」
私にとっての真の薔薇の美しさとは、現実の花よりも、優れた絵画や小説や詩の中に、描かれ写し取られた薔薇にこそあるものであり、才ある先人たちの血を少しでも引き継いで、音楽と言葉と歌にしたためることが常に夢であり目標でした。長いこと丹念に心を込め慈しみ、時に血を流し時に涙し育ててきたわが薔薇園も、ようやく扉の放たれる時を許されつつあります。あとは足を踏み入れたあなたが、ひとときでも幻視の薔薇たちの姿と薫りに酔ってくださったなら、私は美しい園の園丁としての資格を得、“緑の手”ならぬ“緑の声”を授かった者として永遠に薔薇の奥底で歌い続けることでしょう。 宝野アリカ