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「或る修道士の告解」
ほんとうに暑い毎日ですね。。
みなさんご自愛くださいませね。
『芸術変態論』のリリースまで一週間を切りました。
徳間さんのトレーラー、前半5曲だけですけど、
後半は超個性的な曲ばかり!な気がする。。
そのうちの1曲をプチ紹介。
以前より美味礼讃シリーズとして不老不死の酒を造る修道士の歌、
を作りたいと思っていたので、満を期して今回!
書き出すまでに私の中では紆余曲折があったのですが(笑)
それはリリースイベントやコンサートMCで語ることとして、
ここではどんな作品なのかを少し。
数年前、とあるフレンチビストロで饗された緑のお酒。
小さなグラスに注ぎながら、ウエイターが耳元でこう囁いたのです。
「これは昔から、とあるフランスの修道院で、
秘密のレシピで造られている不老不死の薬草酒なのです」
それはすでにワインで酩酊気味な私の耳に、
どんなにか甘美に響いたことであったでせう!
しかもとてつもなく美味なる滴。
54度なのに三杯も飲んでしまい、
想像力の翼は大きく広がり空の彼方時の彼方錬金術師の手元に降り立ち。
(……その後ひどい目に合ったんですけどね。)
そしてこのたび、その時の感動を
ようやく一つの曲に凝縮させたのでした。
密造酒を製造するかの如く。
讃美歌の響くカテドラルに
背を向けて今日もまた降り行く
地下室でひっそりと、
不老不死の霊薬の美酒を造るひとりの修道士。
しかし何故、
彼はそれを造り出したいと願ったのでしょう。
いったい何の為に!
早く聴いていただきたいぃ。
くる人にはあまりにもぐっとくる
シチュエーションとなっておりますの。
今回「魅惑劇」のセルフカバーもあるのでね。
うふふ。
曲調はいろんな要素が混ざり合い
途中変拍子も入ってプログレ風味!
写真はその薬草酒シャルトリューズ。
しかしかつての感動が甦らなかったのは、
高級品の木箱入りのヴェールVEPじゃないからでぇす。