BLOG

巽教授とのこと

2023.07.24 2023

巽孝之教授の「アメリカ文学と大統領」(南雲堂)の刊行記念会へ。
色々な方々のスピーチあり、ビデオレターあり、
様々な分野の方にお目にかかり、教授の人脈の広さに感嘆するとともに
そのお人柄の素晴らしさに改めて感じ入りました。
巽教授、退職記念論集出版、そして3部作完結、おめでとうございます!
(私は「コッペリアの柩」を歌いました)
(久しぶりに「iPS細胞」でおなじみ八代嘉美さんにもお会いした!)

教授に初めてお会いしたのは、20年ほど前のとあるパーティーで、
片倉さんが音楽を担当した映画「エコエコアザラク」の佐藤嗣麻子監督に紹介されてでした。
その時にいただいた貴書「プログレッシヴロックの哲学」で、
ベスト20に蟻プロジェクト「幻想庭園」が選ばれていたのであります。
アリプロはプログレ、という教授からの名誉の断言をいただき、私はどんなに嬉しかったことでしょう!
私たちは売れない時代が続こうとも間違ってはいないのだ!という勇気を貰ったのですもの!
あのときの気持ちを思いだし、改めて胸を張る令和の日々です。

教授は慶應義塾 ニューヨーク学院⻑としてしばらくニューヨークにおられるので、
今回の帰国の際に(コロナ禍もあり)3年ぶりにコンサートにも足をお運びくださいました。
(それまでは毎回必ず来てくださっていたのですよー!)
小谷真理さん、新島進さん、靖子さん共々打ち上げで久しぶりにお目にかかりお話して、ほんとうに嬉しく楽しかった。
教授から、実は「幻想庭園」を聴いた当初、この蟻プロジェクトは謎めいたままいつまでも語り継がれるこの名盤一枚を残して消えるユニットになると思っていた、というようなことお聞きし、
ああぁそうですね!わかります!!と私。
そういうのも物凄く素敵じゃない!!?
ALI PROJECTとなって毎年アルバム出してる人たちはもしかしたら別人かも?って自問したりして。あはは。
でもヒッパレで「紅い睡蓮の午後」歌ったやん!(笑)

教授が見抜いた30年以上前の蟻プロの精神はちゃんと続きつながっていて、
そして毎回、今回のCDも素晴らしい!と評していただけて
ALI PROJECTは迷うことなく、これからも進んでいけるのです。