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鴻雁来?

2023.10.13 2023

本来ならすでに金木犀礼讃の日記を書いているはずなのに、
今年は私の誕生日にも一週間後の亡き友の誕生日にも、
咲くこともなく風薫る予感もなく。
秋を失ったみたいな気分でなんかこう、けじめが付かない感じ。
いちばん好きな季節なのに。

曼珠沙華も例年より盛りが遅く、
先月母と行った府中の郷土の森曼珠沙華祭りも、
間引き咲きみたいだった。
やっぱり燃え立つ炎のような群生希望。
都会の道端に、ひっそり咲いているのも良いけれど。

  人はなぜ はるかなる
  天ばかり 仰ぐのだろう
  帰ってゆくのは
  深い深い土 その下なのに
          〜「桂花葬」

なんかさみしいので、金木犀そのものの香り、な香水を買ったり、
曼珠沙華の刺繍の半襟を注文してみたり。
今年はほとんど浴衣を着なかったので、
秋冬はぜひ「着物を着ませう」と思っているの。

休業中のドゥブルメゾンの墨黒レースとか、
豆千代モダンのパルファムローズとか、
「恋闇路」歌ったときに羽織っていたがしゃ髑髏着物とか。

インスタに載せた「天上天下唯我独尊」ピアスの露蜂房さんで、
がしゃ髑髏ピアスも注文したことだし。

・・・・
というBlogを数日前に書いてそのままにしていたのだけど、
今日は鎌倉在住の友人が金木犀の香りがしてきた、とFBに書いていたので
こっちももうすぐよね!


(「鴻雁来(こうがんきたる)」とは七十二候の10月8日から13日頃のこと。※七十二候(しちじゅうにこう)は、日本の1年を72等分し、季節それぞれのできごとをそのまま名前にした、約5日ごとに移ろう細やかな季節です。「暦生活」サイトより)

渡り鳥はやってきたのでしょうか。