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紫陽花の記憶

2021.06.06 2021

6月の6の付く日はアジサイの日。
そしてこの日に、あじさいを半紙で包んで赤白の水引で結び、
逆さに吊すと魔除けになるのですって。
6月でなくとも、紫陽花はドライフラワーでも、よいとのこと。
 
アジサイって、最近はいろいろな新種変種?ものがたくさん!
花の形が様々だったり色が絶妙にわざとらしい感じに(笑)綺麗だったり!
ついこの間、花びらがフリルみたいになっている鉢植えを見つけて
それはちょっと欲しいな、、と思いました。
 
「アジサイ」「あじさい」「紫陽花」、
書くときはひとつに統一すべきだけど、
この花はランダムに使いたくなるのは何故かしら。
 
シャム猫花子さん宅は冬にはシクラメン、夏には紫陽花と朝顔の鉢植えを、
日当たりの良い窓辺に欠かさないのだけど、
去年小さなお星様型のアジサイを買っていったら
「これはかわいくない」と大奥様(母)に大不評だったので、
今年は早い時期から、昔ながらの普遍的紫陽花の水色と薄紫を二鉢、
私と花子ちゃんの名前で予約注文しておきました。
お花屋で探すとなかなか見つからないんだもの。
 
母はよく紫陽花を描いていて、それも大ぶりの水色が多くて
実際のアジサイより絵の方がずっと綺麗よママ、と
おべっか使いの娘はよく言ったものでしたが、
お世辞でなくとも母の描く紫陽花は、本当に優美で素敵。
朝顔もよく描いていて、朝顔といえば日本画のイメージだけど
洋画の朝顔もとてもモダンで、
いつもいろんな人に褒めそやされていたものです。
 
そんな老画家に
「せっかく綺麗に咲いてるんだからスケッチでもしてみたら?」と問うても
「さんざん描いたからもうよか」って必ず言います。(笑)
 
私のことが大嫌いで意地悪な花子お嬢様に邪魔よ!睨まれながら
もったいないように咲き誇る窓辺の紫陽花にせっせと水をやる
女中代わりの娘です。