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Gardénia
ジムからの帰り道、
懐かしい優しいそれでいて少しツンとする匂いに肩を叩かれてふと見ると
雨の宵闇に浮かぶ幾つもの梔子の花が。
このところずっと幻視の薔薇にばかり夢中になっていたので
夏の入り口で咲く梔子のことをすっかり忘れていました。
もう朽ちかけた黄橡色(キツルバミイロ)と、白の花が、雨の中でなお薫り立ち。
もうひとつのスローな美しい曲を梔子に捧げようかしら。
クチナシ、で歌うか、ガーデニア、で歌うかによって
書く詞もイメージも異なってくるからなぁ。どちらも好きだから困る。
あ、「舞踏会の手帖」に出てきたかも。“くちなし”のドレス。
梔子の向こうには紫水晶みたいな紫陽花。
この花は歌詞にしたためたことはないと思う。
六月の日記にはお決まりのように登場。単純……。
来週、またアルバム二曲の歌入れです。
今週ようやく薔薇はみPVが完成。
ジャケットももうすぐ出るかと。
ともかく衣装が素敵素敵!!