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ポーの一族愛

2019.08.02 2019

銀座松屋でのモー様の「デビュー50周年記念 萩尾望都 ポーの一族展」
レコーディング中から、ものすごく楽しみにしていたんですの。
 
私の少女時代は、少女漫画が盛んでしたけど
クラスで流行っているものにはまったく興味が持てず
(だってくだらない恋愛ものばっか。絵もへた。)
まあ、うちはマンガと歌謡番組は禁止だったので
雑誌も買ったこともなく。
長じてから「ベルばら」を読んだくらいかな。
 
でもでも、「ポーの一族」とは、“ 出逢った”というか
導かれた、というか、大袈裟だけど、もう別格なのです。
私とエドガーの間には、
夢見るような瞳をした、遠い少女がいるの。
(メリーベルのことじゃなくてよ)
一度しか会わなかったのに、消えることのない、亡き少女の面影。
・・それはまたいつかの折りにお話いたしましょう。
 
で、「ポーの一族展」は、
何度も何度も読んだ作品の原画がずらっと並び感無量。
特に私が好きなのは「メリーベルと銀のばら」「すきとおった銀の髪」
「エヴァンスの遺書」etc……いや、全部好き!
でも「エディス」はキライ。
ずっとキライだった・・・でも。。
 
アラン生きてた!よかった!と、
泣くほど喜んだ40年ぶりの新作。
まぁ、なんとなく、エドガーもアランも、
ちょっと絵が別人な気がしないでもないけど、
いいです。
(笑)
ちゃんとフラワーコミックもkindle版も買いましたわよ。
 
何年前か忘れたけど、池袋西武でもモー様展やってて、
その時、特製ジグレーが2種類出ていて、
迷ってランプトンの赤いエドガーを買ったのだけど、
なんで両方買わんかった、と後悔しきり。
 
 
私が萩尾望都作品に出会ったのは、
10代後半だとずっと思っていたのだけど、
よく考えたら、中学二年生の時、仲良しのみかんちゃんと、
トーマの心臓ごっこして遊んでいたことを思い出した……。
いっしょにお絵描きしたものもどこかに残っている。
 
14歳の時に好きになったものに
一生支配されるという証明
ここにあり。われにあり。