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死せる百合の香に誘われて
2014年『流行世界』の「PANDEMIC」の歌詞が
リアルに感じられるような今日この頃だわね。
“流行世界感染TOUR”以来歌ってない気がするけど、
かっこいい曲だから密かに好きなんである。
今年だったらアウトなツアータイトルだわね。
自分の書いたものが、
数年経ってから真実味を帯びることがよくある。
どんな夢物語や架空を描いていても私の紡ぐ幻想は、
地に足が付いているからこそ、
時として現実よりもなおリアルに姿を現すこともあり、
より儚く美しく、手の届かないことのように思えることもある。
何故私はここでこの言葉や表現を使ったのだろうと
なんとなく疑問に思っている箇所などは、
ああこれはこういうことだったんだ、
とずいぶんあとになって真の意味に気づき、
腑に落ちることも多々ある。
歌詞も、詩も短歌も、紡がれる言葉は、
その時その時の、
触れる人の心の具合によって景色も意味も変化(へんげ)するもの。
けして砂上に城を建ててはならないのよ。言葉の城を。
安普請のファンタジーなんてだいきらいなの!と言って
「異種革命」を歌うのはそういうこと。
そんな私の歌う言の葉を、
ちゃんとわかって受け取ってくださるあなたが好きだわよ。
……って、別にこんなこと書こうと思ったわけじゃなく
久しぶりにPANDEMICや茸狂乱や魅惑劇を聴いてただけなんだけど。
未知のウイルスは怖いので、
自分と大切な人、そして知らない誰かを
守れることはしないとだわね。