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小説「蜜のあわれ」
開かずの書棚から見つかった、
私が金魚熱病に罹る何年も前に買っていた本。
室生犀星のこの小説を読んだのは遅ればせながら
「赤い蝋燭と金魚」を歌ったあとで、
Kindleだったのだけど、
こんな美しい書籍を忘却していたなんて、
私のなかの金魚たちに申し訳ない。
写真がとても、気品のある美しさなのです。
「赤い蝋燭と金魚」は、
『血と蜜〜Anthology of Gothic Lolita & Horror』の
Gothic Horror ver.に収録しました。
今年もまた、金魚熱の夏がやってきます。
「蜜のあわれ」
室生犀星:著/なかやまあきこ:写真
小学館 2007年発行