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「Maison de Bonbonnière」

2019.08.24 2019

今回、大和ソングはないのだけど、
美味礼讃シリーズはあるのですよ。
それが「Maison de Bonbonnière」。

ボンボニエール、とは、ボンボン入れ、お菓子入れのこと。
私はすぐに宮中宴会の記念品、菊の御紋のついた銀製!のものを
思い浮かべるのですが……。
今回はなんといってもFantasiaなので、和ではなく洋菓子。
お菓子の美味礼讃。
といっても「桃色天国」という素晴らしくスウィートな曲が既にあるので、
ただの甘い歌、じゃないよ。
そしてわたしは別に甘いものが好きなわけでも何でも無い。
食肉がなくなったら生きていけないけど、
お菓子なんかなくても生きていける。
でも
 
 千の甘い 仕合わせを 
 仕舞うための
 わたし Bonbonnière
 
なんて書けるのは詩人だからですのよ。
 
「わたし」はまるで底なしのボンボニエールのように
甘いものをたくさん食べちゃうのです。くくく。
 
 
そういえば何年か前、初めてホテルのスウィーツ食べ放題的なものに
行ったのだけど、三口で飽きた!
たいしたホテルではなかったし、
不思議の国のなんちゃらでたいして美味しくなかったからと思い
もう一度次は、かなりセレブなホテルのスウィーツ(ビッフェではなく)
アフターヌーン・ティーに誘われたので行ってみた。
そこは、さすがにフランス料理やイタリアーノのフルコースの
デザートほどには美味しかったです。(そういうのは食べます)
素敵な友人たちと一緒で楽しかったけれど、
うしろの席のサラリーマンたちが、
ずっーーとシャンパン&生ハムで過ごしてるのを見て、
え、わたしあっちの方が…… (笑)。
 
なので次はシャンパン飲み放題、
シャルキュトリー食べ放題に行きましょう(あれば)。
 
と、話が逸れましたけど、
「Maison de Bonbonnière」は、ともかく美味しい仏蘭西菓子を
いくらでも食べてしまう歌なのです。
(※「桃色天国」と同じお菓子は出てきません)
長いイントロが、まるでお腹を空かせて、
暗い森の中をさまよっているかのような不穏さ(笑)
そして、
 
 ブーツで割る
 Crème Brûléeの石畳を

お菓子の家を見つけます。
さあ、「わたし」はどうなるのでしょう〜!
くくく。
わたしが勝手に描いた、グリム童話のつづきをどうぞ。

写真はうちのアンティークのマイセンのボンボニエール!

いや、お砂糖入れかもしれない。。