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乙女の贖い
「私の薔薇を喰みなさい」のカップリング二曲目は
「乙女の贖い」(おとめのあがない)。
大切な人が、病気になったり怪我をしたりしたら
自分が代わってあげたいと思うでしょう?
でも代わってはあげられないし、何もできない、祈ることしかできない。
そして……。
そんな想いを、「ローゼンメイデン」の、
マスターであるめぐの病室に訪れた水銀燈に重ねて歌ってみました。
口には出さないけれど、心ではきっとこんなふうに思ってるのではないかなって。
何が“贖い”なのかは、歌詞を聴いて考えてみてくださいね。
もしこのテーマでオリジナルアルバム用に書くとしたら
単に「贖い」というタイトルにして、もう少し残酷にしちゃったかも。
でも“乙女”を通した方が、透明に苦しみを表せて
この美しい楽曲には正解だったと思います。
あ、あと一週間でリリース。
私はいま、9月に出すアルバム「令嬢薔薇図鑑」の最後の一曲を
時間を掛けて作っているところ。
この二ヶ月間、いつにも増してそれぞれの歌詞に埋没しすぎて、
なんだかいろんな人生を送ったような気分なの(笑)