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「双子は驢馬に跨がって」金子薫

2017.10.06 2017

去年の今頃、ふと立ち寄った本屋の
平積みに置かれたたくさんの本の中で、
瞬時に目に止まったルドンの絵の装丁の美しい一冊、
金子薫さんの「鳥打ちも夜更けには」。
未知の作家との出会いは、恋におちるのにも似た
いえ、それ以上のときめきなのです。
幸福の予感は見事的中。最初の一文を読んだ瞬間から、
現実の風景も物音も消え、
私は彼の紡ぎ出す鳥打ちの世界に。
 
そして1年後の今、
みつるとことみと驢馬のナカタニと旅の途中です。
うふふ。
 
最近ふたつある本棚の整理をしていて、
何気なく倉橋由美子の本を開いてみたら止まらなくなっちゃって
何冊も読み返してました。
昔より今読む方がもっと好きだなぁ。
 
 
というわけで読書な秋、なのです。
 
 
「双子は驢馬に跨がって」金子薫 河出書房新社 ¥1,728